▲たけのこの土佐煮/せん茶煮

 

 


『こすぎ』の味に初めて出会ったのは、4、5年前、
京都の「水の会」という集まりでのこと。
炊き物の味がたいへんよく、感銘を受けました。
“たけのこの土佐煮”は質のよい関西のたけのこを
薄味でコトコトと煮たもの。
かつおのだしが、たけのこのやさしい味を
しっかりと支えているという印象です。
新緑の嵯峨野を散策したあとで
『こすぎ』のたけのこを味わうのが、
わたくしの楽しみのひとつです。
そしてもうひとつの自慢は“せん茶煮”。
京都が都となって1200年の歴史がありますが、
たびたびの戦乱で苦労したせいか、ものを無駄にしません。
このせん茶煮も、上等なお茶をいれたあとの茶がらを
七味をアクセントに、味わい深い炊き物に仕立てたもの。
上品で高級なものを使いながらつましい、
京都人の心意気が伝わるお料理です。  

 こすぎ 

京都府京都市右京区嵯峨天竜立石町1 TEL 075-861-3948
営業時間 12:00〜21:00 木曜休 コース 昼\6,000〜 夜\8,000〜