▲たけのこの土佐煮/せん茶煮 |
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『こすぎ』の味に初めて出会ったのは、4、5年前、 京都の「水の会」という集まりでのこと。 炊き物の味がたいへんよく、感銘を受けました。 “たけのこの土佐煮”は質のよい関西のたけのこを 薄味でコトコトと煮たもの。 かつおのだしが、たけのこのやさしい味を しっかりと支えているという印象です。 新緑の嵯峨野を散策したあとで 『こすぎ』のたけのこを味わうのが、 わたくしの楽しみのひとつです。 そしてもうひとつの自慢は“せん茶煮”。 京都が都となって1200年の歴史がありますが、 たびたびの戦乱で苦労したせいか、ものを無駄にしません。 このせん茶煮も、上等なお茶をいれたあとの茶がらを 七味をアクセントに、味わい深い炊き物に仕立てたもの。 上品で高級なものを使いながらつましい、 京都人の心意気が伝わるお料理です。 |
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