▲こしょう飯/焼き大根のあえ物


その名のとおり、鍋物と江戸料理が売り物の店で、
小粋な味が楽しめます。
ご主人の福田さんは江戸料理の研究家として知られ、
数多くの料理書も著しています。
鍋物では、春のねぎま鍋、秋から冬にかけてのふぐ鍋や
蓬莱鍋(寄せ鍋の一種)などがあり、
ほかにも夏は天然あゆ、秋にはまつたけと、
季節の贅が楽しめます。
なかでも、わたくしの一番のおすすめは、
“こしょう飯”です。
夏の暑い盛りにこれを食べると最高。
決め手は黒こしょうを軽く煎ることで、
たたき割ったときに香りがたち、
暑さを忘れるすがすがしさが残ります。
焼き大根は江戸時代から伝わる料理。
多めに焼き、冷めたら缶にでもしまっておけば、
あえ物や煮物、漬物などにも使えます。
他にも揚げ出し大根など、
珍しい江戸の味を食べさせてもらっています。

 なべ家 

東京都豊島区南大塚1-51-14 TEL 03-3941-2868
営業時間 17:00〜21:30 日曜・祝日休 コース \14,000〜