▲とうもろこしの羽二重椀 |
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ご主人の中嶋さんは、かの魯山人の店で板長をしていた 中嶋貞治郎さんの孫にあたる人。 初代が銀座に開き、ご主人の父が新宿に分家しました。 魯山人仕込みの腕に独自の新しい味を付け加えようと 精進を続けています。 “羽二重椀”は、生の甘いとうもろこしを すり流しにした華椀(メインスープ)。 その名のとおり羽二重のような なめらかな口あたりが楽しめます。 「なんだ、とうもろこしのポタージュじゃないか」 という声が聞こえてきそうですが、 そういってしまっては風情がない。 甘い風味を生かし、フランス料理のコーンスープよりも 脂肪分を控えた仕上がりです。 普通、日本料理には使わないとうもろこしを、 すり流しという江戸の伝統的な料理で みごとな椀に仕立てた発想の新しさと腕前には敬服。 |
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