寒さもあとひといき、という季節。油断大敵でかぜをひく人が多い。
睡眠不足などで、からだの抵抗力が落ちているときはウイルスにとりつかれやすい。ぞくぞくと寒気がして危ないと思ったら、私は卵酒を飲んで寝てしまう。
マグカップなど大きめの茶わんに卵1個を落とし、日本酒の熱かんを注ぐ。アルコールに弱い人は、牛乳を煮立つ寸前まで温めて注ぐ。アルコールに強い私はこれにウイスキーやブランデーを加えるが、とにかく効果抜群。
からだを温める飲み物として作家のC・W・ニコルさんからすすめられたのは、ホットワイン。赤ワインを注いだカップに、彼は暖炉で真っ赤に焼いた鉄棒をジューッと入れ、熱々を飲ませてくれた。小なべで煮立ててもよい。
また、黒砂糖を削ってカップに入れ、熱湯を注いで、ショウガのしぼり汁少々を加えた黒砂糖湯も発汗作用がある。
予防するには、やはり食生活。かぜもストレスの一種であるからホルモンの分泌を促すというよりも、ホルモンの材料であるタンパク質を十分にとることだ。
食品群でいえば、第二群の肉、魚、豆腐などが不足しないようにする。卵や牛乳も良質タンパク質源であるから、卵酒、卵入りミルク(エッグノッグ)も予防効果があるわけだ。 |