「おいしく食べて健康長寿」をモットーにしている私の連載も最終回を迎えた。最後に私自身の食事をご紹介したい。
大正12(1923)年、関東大震災の一ヶ月後に生まれたので、ことし誕生日をむかえると78歳となる。働き過ぎと飲み過ぎで顔面神経まひになったのと、中耳炎をこじらせた結果で2回だけ入院したが、あとはいたって健康だ。
73歳までは老人健診も会社の健康診断も異常なしで「パスパス」だったが、5年前から血圧が上がり、悔しいことだが、朝夕1錠ずつ降圧剤をのんでいる。
体重を6キロ減らせば薬はいらなくなると私自身もわかっているし、主治医にも言われている。さらにお酒とたばこをやめれば、体重も減るし、血圧も下がるであろうと分かっていてもやめられないのが人間の悲しさ、愚かさだ。
お酒もたばこもやめないでどこまで健康長寿を保てるか、少々意地になっているところもある。
私の食生活は、「四つの食品群」の復習になるが、朝はマグカップ1杯(約300ミリリットル)の牛乳を飲む。次にリンゴとグレープフルーツ各1個をミキサーにかけ、食物繊維ごと娘と分けて飲む。外食でとりにくい牛乳と果物は朝とっておくのだ。あとはパン一切れくらい。
昼はご飯と野菜たっぷりの手作り弁当。 |